Re: Days of SpeakEasy: jintrickさまへの返信

ご丁寧に有難う御座います。

 「それ」とはjintrickさまの直近の

実際私はサイトポリシーにおいてiframeによるembed型リンク他あらゆる形式のリンクを許可しているが、embed型リンクをされたごときによって目的が踏みにじられることは断じて無い。

というリンクポリシー及び、embed型リンクに対する認識のことです。「あらゆるリンクはOK」という部分と「embed型リンクによって「知識の共有と言う目的が踏みにじられることはない」という考え方は僕は理解でき、賛同できるけれども、それが社会一般に認知されているとは言えない、という意味です。

知識の共有を目的とした公開文書がembed型リンクで埋め込まれる形で利用された時に「踏みにじられる」のは、「知識の共有という目的」ではない、「別の何か」です。これは誰もが認知して然るべきだと思いますが。

Vins-Tさんも、実際にそういう目的を持って公開しようとしている自分の一面について考えてみたことがあるから、理解でき、賛同できるのではないでしょうか。しかしそうではなく、「別の目的」を持っていながらしかしそれには気づかずに、自己批判してみることもなく、色々な雑念をごちゃまぜにして「知識の共有」というひとつのお題目に仕立て上げてしまう人たちは、そうは思わないのです。酷い例になると、自分(たち)を正当化するためのキーワードとして、あるいは他人を攻撃するためのもっともらしい武器として利用することを始めるのです:

  • お前何パクってんだよ、知識の共有の理念を踏みにじるなよ

「あらゆるリンクはOK」については、そういうポリシーが社会一般にはあまり見られないことを否定しません。しかし、私は何かマイノリティを気取っているわけではなくて、ただ単に、「あらゆるリンク」をされたくないものを公開しないだけ、言い換えるとWWWに公開する上で最も安全な方法の一つを採っているだけですから、そういう人が増えても不思議は無いと考えています。

「知識の共有を目的として公開する」ことと「パブリックドメイン=著作権の放棄」とは全く関係ないと僕は認識しているんですけど違うのでしょうか?確かに、パブリックドメインなら盗用もクソもありません。しかし「知識の共有を目的として公開する」けど「著作権は留保する」ことは全く問題なく可能です。

純粋に「知識の共有、それだけを目的とした公開」であったなら、そもそも著作権などという観念が生まれる必然性がありません。そうではなくて、「知識を共有したいけれども、その知識は私が考えたものであることも保障されたい、儲けたい、尊敬されたい、次の知識を生むモチベーションを維持したい、人を集めたい、他人に占有されたくない」等々、別の目的、思惑があったとき、著作権という権利を行使するという選択肢が生まれてきます。ここで、共有と占有は対立しますが、占有を防ぐため著作権を利用するのは、一つの手段に過ぎず、必然的な選択肢ではありません。本来著作権は「知識の生産サイクル」に深い関係はあっても、「共有」とは関係の無いものです。

「知識の共有を目的として公開する」ことと「パブリックドメイン=著作権の放棄」とは全く関係ないと僕は認識している、というのは、本当にVins-Tさんのオリジナルな認識ですか? それは誰か、例えば、「知識の共有というお題目を唱えつつも、著作権を主張しておきたい」人に刷り込まれた考えでは? そういう人たちは、様々な詭弁を使って「著作権」と「知識の共有」を結び付けようとします。しかし実際は、申し上げたとおり、著作権は知識の共有という目的を達成する上では占有を防ぐ手段の一つに過ぎませんし、著作権者がいつ「占有の防止」以外の目的で著作権を行使するか分からないという弊害もあります。Vins-Tさんはそれでも全く問題なく可能と言い切れますか? 見かけ上共有にみえても、それは実は制限付きの利用権を得ているだけ、または言い換えると知識の貸与が行われているだけなのです。

というわけで、僕の「著作権」「パブリックドメイン」「リンク」に対する理解からはjintrickさまの一連の主張が理解できないのです。jintrickさまはもしかして「知識の共有=パブリックドメイン化」と思われているのではないでしょうか?

 僕の理解が間違っている可能性があるので、もしそうなら指摘していただければ幸いです。

いえ、間違っていません。誰かが独占的な権利を持っている知識は、共有財産とはいえないと考えています。繰り返しになりますが、それは見かけ上共有しているように見えても、実は共有財産ではなくて、無償で貸してもらえるだけです。様々な制限つきで。

断言するか否かが問題なのではない
理由が書かれているかどうかが問題なのだ
いがぴょんの日記ウェブページv2

私が2002年にRSS1.0文書の提供を開始する遥か以前からRSSの活用を考えていた方のサイト。ニュースサイト等が配信しているRSSを自動的に加工して、ホームページ上でヘッドラインを提供している。RSSは正にこのような用途の為にある。ユーザーがカスタマイズできれば非常に便利だろうに、日本のポータルが一向に動かないのは何故。RSSを勝手に埋め込まないでください、著作権違反です、とか騒ぐ愚か者でも居るのかな。わらい。

Document Object Model (HTML) Level 1
disabled
Enables/disables the link. This is currently only used for style sheet links, and may be used to activate or deactivate style sheets.

Interface HTMLLinkElement(Document Object Model (HTML) Level 1)より

さらに:

disabled
Enables/disables the style sheet.

Interface HTMLStyleElement(Document Object Model (HTML) Level 1)より

document.styleSheetsに拘る理由が無くなってしまった。これだったら、CSSStyleSheetコンストラクタとそのプロトタイプを定義して、PersistentCSSPreferredCSSAlternateCSSに派生させるとか何とか、ゼロから自分で設計した方が断然面白いし修行になるよ。書き直しー。