Re: 備忘録031101-30/趣味のWebデザイン
  • 「閲覧者の無知を放置すべきではない」あるいは「閲覧者を啓蒙すべきだ」という信念でもって、「良いスタイルシートを追求する」という態度を否定すべきではない。両者は完全に無関係であるべきである。

という私の主張について徳保さんはこうコメントしました:

よくよく考えてみると、この結論には同意できるのでした。

しかし徳保さんの「同意」は観念的なものであると、私には思われました。何故なら徳保さんがこう述べたからです。

私がよいスタイルを追求しても「文字サイズは相対指定すべき」という結論に到達しないのは、閲覧者はユーザスタイルの適用を常態化すべきだと考えているからです。

ユーザースタイルシートの有無に拘わらず、文字サイズが絶対指定されたスタイルシートよりも、文字のサイズが相対指定されたスタイルシートの方が、より良いスタイルシートです。少なくともscreenメディアにおいては。

従って、徳保さんが「文字サイズを相対指定すべき」という結論に達しないのは、良いスタイルシートを追求した結果ではなく、「閲覧者はユーザースタイルシートを常用すべきだ」という徳保さんの理想にとって、文字サイズの相対指定が邪魔だからです。つまり、良いスタイルシートの追求と、その追求とは無関係な理想を、徳保さんが天秤にかけているからです。

ここまでは宜しいですか?

そして、徳保さんの理想にとって文字サイズの相対指定が邪魔、という発想は、その理想への接近方法として間違っていると私は書きました(Hatena::agenda 2003-10-29参照)。別の方法を採るべきです。その例についても私は既に書きました(Hatena::agenda 2003-11-02参照)。

セマンティックWeb関連文献 翻訳資料

知らなかった。もぐり?

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オンラインコミックスの供給材料(RSS 0.9)。feedを「供給材料」と訳してみたり。